こんにちは
少し前になりますが終活カウンセラー初級検定を受験しに行ってきました。
元葬儀屋の人です。
今回は少し真面目な話、この資格使えるの?
って私は思ったので思ったことを書いていこうかと思います。
受験のきっかけ
私としては、当時の仕事(葬祭業)に役立てることができそうな資格であるという点が1番の受験理由でした。
あと、簡単そう。
今のところ、いくつかある終活系の資格の中では資金調達もできているようでしっかりとしているものだと思っています。
資格を取得するとエンディングノートを安く仕入れられたり、ちょっとしたPRツールなども購入できたりします。
HPちゃんとしていますし。
終活という言葉は新しい言葉なのにいくつも資格があるってことは注目度が高いわけです。それで、有用な資格は永く生き残っていくはずです。
どの協会の資格が生き残るか分かりませんが、有名な資格になってしまうと難易度が上がってしまうことが目に見えていますので、興味のある方は早めにとっておいて損はないと思います。
という考えに至ったので受験してみました。
※その他の終活なんちゃら資格は比較できるレベルに来ていないので
比較表などは今現在作る予定はない!
試験の開催要項
私が受験した東京会場の情報です。
認定資格 |
初級 終活カウンセラー |
日時 |
〇〇〇〇年 〇月〇日 |
場所 |
●終活カウンセラー協会 R&S セミナールーム |
受講料 |
9,970円 ※テキスト・受験代・昼食代含む |
定員 |
20名 |
※受験資格は特にありません。
申込の流れ
公式HPから申込み
↓
7日以内に受講料の振込
↓
受講票・テキスト等送られてくる
こんな感じの流れでした。
場所について
私は上記の表にある東京会場で受講しました。
ナンカ堂は商店街によくありそうな婦人服屋さんです。
その2階が会場ですが、ナンカ堂向かって正面右側の階段を上がると看板が出ているのですぐわかると思います。
ただ、階段入口は美容室と共用のようでして…オシャレ感をビンビンに出してきています。
「絶対入口ここじゃない」と思ってうろうろしてしまいました。
はたから見れば完全に変質者だったかもしれません。
こんなヤシの木が生えてるアプローチが入口だとは思わないでしょ。
看板ぐらい出しといて。それかスタッフ立たせてよ。
健脚の方はここから上がっていきましょう。上ると目の前に見えますので。
足の悪い人とか、私のようにコミュ障の方はマンションの入り口からが良いでしょう。
奥にエレベーターがあります。
会場は2階です。
試験までの準備
テキストと一緒に同封されてきた簡単なエンディングノート的なものがあります。それを記入しておくこと。
私はすっかり忘れていてやっていきませんでしたけれど、ほとんどの人がやっていなかったので問題なしでした。
別に提出を求められることはなかったです。
あとは、テキストを暇な時間に少し読んだ程度です。
練習問題もついてきたので、それも1回やりました。
これを問題なくできれば大丈夫かと。
初級ですし、ほとんどの人が難なく受かる難易度だろうと思い少ししか準備はしませんでした。
当日セミナールームに到着して他の受験者と話したら、見事にみんな予習していない。
話した感じ会社の指示で受けに来ている人が大半で、身銭切ってなければそんなもんかという感じでした。
当日の様子
課目別授業で、葬儀であったり、保険であったり50分程度で内容が切り替わっていきます。都度休憩はあります。
まるで中学・高校の授業の様です。
課目によって講師が変わるので、あまり飽きずに聞いていられます。
私が行った時の受験者の内容は、7~8割が葬祭業・士業・FPなどの終活に関連してくる仕事をしている人で、
後は一般の方も受験されていました。予想より一般の方が多く受験されていたし、都心部では毎回満員になっているようですので、やはり注目度の高い資格なのかもしれません。
男女比は2:8といったところでしょうか。
お昼のお弁当は旨かった。
女性にはちょうど良さそうなボリュームで、バランスもいい感じなやつ
5分で食って菓子パン買いに行きました。
そして、午後も2コマ程度の授業があり、最後にテストをします。
テストは授業を聞いていれば難なく解けるレベルですので、態度が著しく悪かったり
しなければ基本的には全問正解するかと思います。
当日来ない人もいたので合格率にしたら100%ではないですが、実際テストを受けた人は全員受かっているのではないでしょうか。
合格発表
約1週間ほどで、合否の書類が送られてきました。
よーーーーーーーし!!!
やりました。
よくある資格の落とし穴
ただ、ここで落ち着くのはまだ早い。
この資格は合格しただけでは「終活カウンセラーとして活動できない」のだ・・・
合格書類についてきた書面によると、
検定会場でもご案内いたしましたが、年会費をお支払いいただくことで終活カウンセラー協会の会員となり、
協会認定の「終活カウンセラー初級」としてご活躍いただく事ができます。また様々な会員特典もご利用いただけます。
(原文まま)
私は会員特典を使用したいから受けました。
初めから会員登録するつもりでいたので問題ないですが、
年会費を払わなければ終活カウンセラーと名乗り実務をしてはいけないみたいです。
あと、次回更新時分って2年分なんですね。
これは見落としてました。
もっとでかでかと謳ってくださいよ。
普通にいい値段するじゃないか。
初級検定で9,970円の受講料+会員登録料24か月分(400円×24)9600円
正式に終活カウンセラー初級になるには
19,570円かかるということです。
テキストが同封だったりしますが。高いと思います。
初級→上級はどうなのか
そして、意欲のある人は上級も考えているわけです。
これが上級試験要項
うーん
価格に関しては高いと思う。
趣味性の高い資格といった設定です。
上級の受験資格は初級に合格した状態で
協会が開催する勉強会に1回以上参加したことのある方が受講できるそうです。
勉強会というのは公式HP上にある勉強会から飛ぶことができます。
様々な分野の資格を有する協会認定終活カウンセラーの講義です。
大体3000円で参加できるそうです。
上級の上のインストラクターは高すぎて現実的ではないので特に触れません。
資格を生かした活動ができている人しか視野に入れないレベルです。
さいごに
この資格はまだまだ知名度・有用性が低いので、とりあえず取っておくというスタンスの人が多いのかと思います。
身銭切って受けに来ている人はほとんどいないでしょう。
そして、少なくともこの資格を生かせる求人は今現在ありません。
この資格で収入を得るとしたら、
もともと何かしらの専門家の人が、資格を取り協会主催の勉強会や資格試験の講師としてギャラを貰うぐらいの感じですかね。
そもそもギャラを貰えるレベルまで自分をもっていかないといけませんが。
「終活カウンセラー」という肩書は単体では効果はないでしょう。