元葬儀屋が教える終活のブログ

終活や葬儀のマナーなどいざというときに役立つブログを目指して

なぜ葬儀をしなければならないのか

こんにちは

 

今回は「なぜ葬儀をしなければならないのか」という内容です。

 

こんなこと最初に書いておけばよかったと思うのですが、

最近は火葬だけで済ませる「直葬」が増加していることもあり

「葬儀」にはどんな意味があるのか改めて考えようと思いました。

 

葬儀をする意味

葬儀をするにあたっての心構えの部分です。


なぜ葬儀をするのか。ということで

 

大きく分けて4つの意味・理由があります。

 

物理的な理由

これは死の直後から始まる体の腐敗をどうにかしなければならないということです。


今でもごく一部ではありますが土葬文化が残っている地域もあります。

土壌汚染や単純に土葬可能な広さの土地が確保できないなどの理由で現在ではほとんど行われていません。

アメリカの映画ではよく目にする光景ですが、先進国は基本的に火葬が主流になっています。


日本では基本的に火葬です。これは亡くなった人を葬らなければならないという
最も基本的な役割であるといえます。

 

東北地方などでは、先に火葬をしてしまいお骨になった状態で祭壇に祀り葬儀をする「骨葬」が現在でも多く見受けられます。

 

 

心情的な理由

人の死を受け入れる過程において葬儀は最も重要な役割があります。

亡くなって個人を安置して、通夜を迎え、葬儀を終え、告別する(荼毘)。

この流れの中に別れを受け入れる要素が詰まっています。

 

やはり実際の現場を見ていると、通夜葬儀と2日間の時間を過ごし、それぞれが故人への想いを整理することが一番大きなグリーフケアにつながると感じます。

 

最近は深く考えず、安さばかりを求めて直葬で済ませるご遺族もいらっしゃいます。

その結果「これでよかったのか」と

後になってから悩み、鬱状態になってしまった方も見たことがあります。

 

私はきちんとこういった事例もあることは説明しています。

 

はっきり言って、葬儀社としては直葬は全く利益になりませんし、何より遺族にとっては安い以外のメリットがありません。

 

 

宗教的な理由

宗教・宗派によって、鎮魂したり、成仏させたりと死に対する考え方は様々ですが

多くの場合死者の霊を慰めるための儀式として宗教者による読経などが広く行われています。

 

 

社会的な理由

葬儀は人が亡くなったことを親戚・友人・お世話になった方々・会社関係などに
しっかりと知らせる場でもあります。

 

死亡届を提出することで戸籍から名前は消え、火葬許可証が発行されます。
行政上、社会から存在を消すことも必要になってきます。

 

 

最後にアドバイス

最近は直葬無宗教などの宗教儀礼を伴わない葬送の形式も多くなってきました。

 

特に直葬1日葬は宗教儀礼としての葬儀と認められていないことが多く、

菩提寺などお付き合いのある宗教者がいらっしゃる方は断られる可能性もあります。事前にこのような形式で行って良いか確認しておきましょう。

 

考え方は人それぞれですが、心配な方のためにどんなことを一番に考えるかで

弔い方の形式や方向性が決まってくるはずです。